開発ログ

鉄管・ケーブル探知器 PL-X

見えない管路を正確に探知し、作業を効率化する次世代鉄管・ケーブル探知器

現在、地下に埋設されたガス・水道管路等の探知には、主に「鉄管・ケーブル探知器」を代表とする電磁誘導方式の器機が使用されているが、電線地中化の促進や、図面にない地下埋設物の存在など、地中には多くのケーブルや管が混在し、正確な位置を把握することが難しくなってきている。そのため、道路の掘削工事の際、安全かつ効率的な工事を実現するため、埋設物の位置や深さ、曲がりなどが高い精度で探知できる器機が求められていた。本器は、その要望にこたえ管路の分岐位置や伏せ越しといった曲部の変化点の検出、輻輳する配管の識別機能を搭載した新生代の「鉄管・ケーブル探知器」として開発されたものである。その他にも現場のノウハウを機能として取り入れることで、熟練度を必要としない容易な操作性を実現するとともに、スマートフォンを利用した作業記録の作成など、工程管理機能も採用、作業者のみならず現場監督者にも便利な最新機能を搭載している。

「多くの課題をアイデアと総合力で乗り切りました。」と語るプロジェクトリーダー

受信器表示画面

現場での探査

【開発者コメント】

>この製品は、現場で必要とされていながら、これまでの鉄管・ケーブル探知器では実現できなかった機能の実現を目標に、大阪ガス様との共同開発としてスタートしました。基礎実験での動作確認はできていましたが、実際の製品に搭載する為には、受信コイルからデータ処理方法まで、全ての要素を一新させる必要がありました。処理のデジタル化も不可欠で、ノイズ対策や表示の安定化、レスポンスの向上など、現場を熟知した大阪ガス様から、的確なご指導を頂きながら一つ一つ課題を解決していきました。このように、今まで実現できなかった新機能を実現していく事は苦労も多いですが、その分達成感もあり、最終的に今までになかった次世代の探知器として完成できたことは大きな自信になりました。この経験を糧に、今後も新技術にチャレンジして現場ニーズに則した魅力ある新製品を出していきたいと思います。